2006.11.02

お城の抜け道ばなし その2

関連エントリー:お城の抜け道ばなし その1

お城の抜け道に関するツッコミでもう一つ。
この抜け道は、トリスタンとメロートとサイモンという幼なじみ三人が、大人になった時に発見する。

これすごく疑問なんだけど、なんで「子供のときに発見する」にしなかったのかなぁ?

大人でしかも三人とも戦士なんだから、この抜け道が城の防衛上すごく重要なものだってわかるはずでしょ。そんな重要な情報を、おまいらなぜ城主のマーク王に伝えないんだぁぁぁぁぁ(エコー)

マーク王が知ってたら、絶対対策してただろうと思う。敵に見つかったら大変だし、いざというときの逃げ道にするにしても、外からは入れないで、中からだけ開けられる鍵をつけただろうなぁ。
まったくおまいら三人、血の気と性欲だけかよ!と突っ込むわたしだった…orz


子供の頃に遊んでて抜け道を見つけたのだったら、三人で内緒にしてしばらくは遊んで、成長する間に忘れちゃったのだろう。
トリスタンはイゾルデと密会するために思い出したが、防衛上の問題だとわかっていても、どうしてもマーク王に言い出せなかったというのもわかる。メロートが忘れていたのも自然だし。
なにより親をなくした寂しい少年たちの子供の頃の遊び場に、後年彼女を連れてくるって設定は、それだけでみなさん萌えるでしょう!!(笑)
せっかくの萌えポイントなのに残念です〜。

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2006.11.01

お城の抜け道ばなし その1

映画の中で、二人の密会に、敵の侵入に、トリスタンの決戦用に、と何度も使用されるお城の抜け道。ローマ時代の遺跡の上に建てた城らしいく、この向け道もローマ時代のものらしい。近所にローマの遺跡やらもある(密会場所になってる)

最初にこの抜け道が出てきた時、「お、グロッタか!」と喜んだのです。
上げ蓋揚げたすぐにローマの遺跡っぽいのが見たからね。

グロッタとはイタリア語で洞窟の意味ですが、自然の洞窟や人工洞窟にグロテスクな装飾や噴水などを施した庭園アイテムのこと。ルネッサンス以降の庭園によく作られたが、もともとはローマ時代の庭にあったらしい。
神話学や心理学では、洞窟は死後の世界、異界、子宮、秘密、などを象徴するモチーフ。グロテスク模様は異界性をアップするし、グロッタを通ることは現世の常識やしがらみから自由になることや、生まれ変わりを意味する。

秘められた恋の二人にはぴったりのアイテムじゃないか!

と、思ったのに……。
あっという間に深遠な象徴性はどっかにいってしまった....orz

異界に行くためには儀式が必要でしょーー。二人ともあんなにばたばた駆け抜けないでくれ〜〜。
最終的にメロートが裏切り者達を引き連れて抜け道を通ることで、異界への道は生臭い現世の単なる抜け道に変わってしまう。

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主人公は不死身!

モーホルトの毒の付いた剣で意識不明になったトリスタン。死んだと思った(あるいはすぐ死ぬと思った)仲間達は、船葬用の船にトリスタンを乗せ海に流す。涙ながらに丘の上から船に火矢を放つ仲間達。(※1)船に火が付き、炎の中横たわる青ざめたトリスタン…。

※1 船葬はバイキングの習慣。10世紀ごろのアラブ商人がノルウェーバイキングの葬式の様子を書き残している。

次のシーン。
どうしたことか、なんとアイルランドの海岸に流れ着く!!!
ちょっとまて! なんで船は沈みもせず、燃え尽きもしなかたんだ(笑)
途中で雨でも降ったのか? 
途中で意識が戻って、必死で消火&岸に向かって漕いだのか。想像すると大変笑えます。

一緒に海に流されたサイモン(こっちはちゃんと死亡)の船は、海岸に影も形もない。だからたぶん燃えて沈んだんだろうな。あわれ。
冒頭であっという間に退場してしまうキャラと主人公の落差が浮き彫りになった瞬間でした。

ちなみにコーンウォールからアイルランドの海岸まで、地図で見ると最短でも300kmくらいある。
現在コーンウォールとアイルランドをつなぐフェリー路線はないが(※2)、この映画の設定に一番近そうなフェリー路線、ウェールズのペンブロークPembrokeとアイルランドのRosslare間が約4時間でした。
Irish Ferries より

※2 現在コーンウォールからフェリーが出ないのは、遠浅で大型船が入れないからでしょう。

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